大腸内視鏡検査を10回以上受けた体験。内視鏡が入るのはどんな感じか

大腸内視鏡検査

胃カメラと並んで気になる検査は大腸内視鏡検査です。とくに大腸内視鏡検査は当日の準備に2時間以上、検査自体も30分はかかります

はじめて大腸内視鏡検査を受けることになったとき、検査がどんなものなのかすごく気になりました。肛門から内視鏡を挿入するって痛いんだろうか?はずかしくないんだろうか?

それから8年の間に検査を受けた回数は10回。担当してくれた医師の数は5人。1人の担当医が5回、その他の5人がそれぞれ1回ずつ検査してもらいました。

最初の3回くらいは痛いとか上手い下手とか考える余裕がなかったのですが、何度も検査を受け慣れてくると、内視鏡を挿入されているときのコツもわかってきたので紹介させてください。

前日までの食事コントロールは大事

大腸内視鏡検査の前に食事をコントロールしないとどうなるか?

検査当日お腹がクリアにならず苦労します。

僕は前日も普通に食べて検査に望んだことがあるのですが、便がクリアにならずに苦労しましたよ。最後は看護師さんに浣腸されました。

アドバイスされた食事についてまとめました。

大腸内視鏡検査の前の食事は何を食べれば良いのか?ダメなのは?
大腸内視鏡検査の前の食事は何が良くて何がダメなのか。僕はこれまで10回以上検査したので今では悩まなくなりました。自分の経験をもとに検査の前の食事はどんなものが良いのかまとめました。

当日:便がクリアになるまでが辛い

ニフレック・モビプレップの味は?

 

当日、下剤を飲んでクリアな便にするまで時間がかかります。

下剤は正確には腸管洗浄剤と呼ばれ何種類かありますが、僕が経験したのはニフレックかモビプレップの2種類です。

飲む量はニフレックが2リットル、モビプレップは1.5リットルです。

ニフレックやモビプレップを飲むのが辛いという人は多いです。

全部飲めずに吐いてしまう人もいます。

ベテランの看護師さんによると「昔はもっとまずかった」そうです。今でも十分まずいですけどね。

モビプレップのほうが飲む量が少なくて済むのと、後から開発されたので多少飲みやすくなっています。自分で選べるならモビプレップのほうが楽ですよ。僕が受けた病院では自分で選べました。

大腸内視鏡検査前のニフレックとモビプレップの味・飲み方に違いがあるのか両方体験
大腸内視鏡検査の前に飲む薬「モビプレップ」と「ニフレック」について、どっちが飲みやすいのか、味は違うのかについて、両方の体験を紹介します。

便にカスがなくなれば準備完了だけど

ニフレックやモビプレップを飲みだすとまもなく下痢が始まります。

下痢と言ってもお腹が痛くないですが。

軟便から始まって、5回目くらいから水の状態になります。

何回もトイレに行くのでお尻の皮膚がヒリヒリしてきます。トイレットペーパーだけだとお尻の皮(肛門の周りですね)がすりむけそうになるのでウォシュレットを使ったほうがいいですよ。

「ニフレック・モビプレップを飲んでトイレ」を繰り返すうちに便がクリアになっていき、完全な黄色の液体になれば検査の準備が完了です。

多少はカスが残っていても看護師さんが大丈夫と判断すれば検査に進めます。

ニフレックやモビプレップを全部飲んでもクリアにならなかったらどうするか?

ニフレック・モビプレップを追加で飲むか浣腸するかです。

僕はどうしてもクリアにならずに浣腸されたことがあります。

でも、浣腸は下から液を入れるので効果はもうひとつなんですよ。出口付近のカスはきれいになっても、腸の奥のほうはカスが残ってしますんですね。

浣腸の後、すぐに出さないで我慢すると良いらしいのですが、薬の効き目が強すぎてほとんど直後にトイレに駆け込みました。

結局、浣腸を2本もされてしまいましたよ。

 

便がクリアになったことを看護師さんに確認してもらって検査の準備完了です。

ニフレック・モビプレップを飲み始めてから2時間くらいかかります。

内視鏡が奥に到達するまで、検査の前半(往路)が痛い

胃と違って大腸は長くて細いので全部を一気に見ることはできません。そこで、
いったん大腸の奥にある盲腸、場合によっては小腸の末端まで一気に進み、内視鏡をゆっくりと戻しながら診察するのが一般的です。

検査の痛みか張りとかの感じは、奥まで行く途中の往路で感じることが多いので、前半をなんとかやり過ごすことができれば、後半の復路は楽になるはずです。具体的に説明します。

 

検査室に入って、台の上に右側を下にして横になります。ここから検査がスタート。

大腸は肛門からS状結腸、下降結腸、横行結腸、上行結腸という名称の部分があって、部分ごとに大腸が曲がっています。内視鏡が挿入されて痛いとか苦しいのは曲がったところを通過するときなんです。

内視鏡は腸のカーブに合わせて鋭角に曲がりにくいので、どうしても壁に当たったりするからなんですね。

曲がり角でなくても、腸内の状態によっては通過しにくい場所もあります。

検査を開始してすぐ現れるS状結腸を通過するときには、腹の中の異物感や痛み張りを感じます。この部分を通過させるのは技術が必要なのだそうです。

これまでの経験では、S状結腸をなんとか通り過ぎれば、それほど苦しい場面はありません。それでも曲っている箇所を通過するときは違和感はありますどね。

曲っている腸に合わせて内視鏡を進めるためか、途中で何度か姿勢を変えます。横になってから仰向けになったり、また横になったり。

検査する医師によって姿勢の変え方が違うので、それぞれのノウハウを持っているんでしょうね。

ちなみに、盲腸からさらに小腸に入るときにバウヒン弁というのがあって、ここを通過するときも痛いことが多いです。

コツは力を抜くこと

コツは、できるだけリラックスすること。

内視鏡なんて明らかに異物ですから身体が固くなってしまうのはあたりまえですが、内視鏡に対抗しようとせずに受け入れるくらいの気持ちのほうが、検査がスムーズに進むでしょう。

それには、ゆっくり呼吸するのをおすすめします。呼吸は長くゆっくりと息を吐くのがいいです。長くゆっくりした呼吸は脈拍も下がるし、ムダな力も抜けるので胃カメラなど他の検査で苦しいときにもおすすめします。

頭の中を空っぽにするのもいいです。僕も痛いときはできるだけ内視鏡のことを考えないようにしています。

痛いときはハッキリと伝える

痛いにもほどがあるので、じっとしていられない場合もあります。

その場合は、ハッキリ言ったほうがいいですよ。腸の形は個人差もあるし、腸の中に潰瘍があったり通りにくいことも多いです。

絶対痛くないとか、必ず痛いとか、医師が断言できるほどわかるはずないので、痛い、腹が張るなどの情報をフィードバックするのは、検査している医師にも役立つと思います。

看護師さんが腹部を押さえて内視鏡を通りやすくしてくる場合もあるので、我慢しないで自分の状態を伝えましょう。

折り返し点から戻ってくるとき(復路)

大腸の奥まで到達したら、引き返しながら検査が始まります

復路は内視鏡が戻っていくので痛いことは少ないのですが、内視鏡が何度も前後したり、観察しやすいように腸を膨らませたり水を抜いたりするときに多少腹が張ったりします。

病理検査のために細胞を採取しすると痛いようですが、僕はポリープの削除をしたことがないのでわかりません。

 

最後は、ふたたび横向きになって、内視鏡を引き抜いておしまいです。このときは痛くありません。

検査後

検査が終わって帰宅しても、しばらくは腹にガスが溜まっている感じが続くと思います。

ポリープの削除や、組織を採ったのなら、病院から検査後の説明があるはずなので、指示にしたがってください。

検査だけの場合、1時間くらいしたら食事もできます。その後の排便が普段と違ったりしますが、空っぽな胃腸に食べ物が入ったためだと思います。僕は翌々日にはふだんどおりの状態になりますよ。

検査の後2日くらいの間、わずかですが出血が続いたことがありました。そのまま放置したら収まってしまったので原因はわかりません。ポリープの削除などの場合は出血に注意したほうがいいです。

医師によって痛みが違う

僕はこれまで5人の医師から検査を受けました。その経験から言うと医師によって内視鏡を入れたときの痛みが違います。

同じ病院でも医師によって違いがあるんです。

内視鏡がお腹を進んでいくときに、横を向いたり上を向いたり姿勢を変えるのですが医師によって指示する姿勢も少しずつ違います。

下手な医師に検査されたときは、腸の粘膜が傷ついたらしく翌日まで便に血が混じっていました。

検査のために組織を取ったりポリープを切除したのなら出血するのは不思議ではないんですけど。

上手い医師だと、検査中にまったく痛みを感じません。

もちろん内視鏡が腸の中を進んでいくのでどの医師が担当しても違和感はありますよ。

まとめ:検査を楽にするには

大腸内視鏡検査の検査を楽にするために僕が気をつけていることをまとめます。

  1. 前日の食事は消化良いものを食べる
  2. 当日はウォシュレットを使う
  3. 検査中に痛かったらはっきり伝える
  4. ゆっくり呼吸して身体の力を抜く

心配だったら寝ながら検査を受けることをおすすめします。

大腸内視鏡検査。麻酔を使えば痛みはない?麻酔なしでも大丈夫?
大腸内視鏡検査のときに麻酔で眠っているうちに検査する方法があります。どっちが良いのかまとめました。

コメント

  1. たか より:

    従姉が大腸の内視鏡検査を受けたのですが、生まれつき腸が左に片寄っているためか?とても痛かったそうです。力を抜き、呼吸をゆっくりすると少しはラクだったのですね。検査を受ける何日か前にこちらを読ませていただければよかったです。貴重な体験談を有り難うございます。

    • kikuzaka より:

      コメントありがとうございました。従姉さん、大変でしたね。ちょっとしたコツで痛みは違ってくると思います。多分、これからもずっと大腸内視鏡検査は受け続けると思うので、ちょくちょく気づいたことを紹介します。またぜひのぞきにきてください。

タイトルとURLをコピーしました