エコノミークラス症候群と下肢静脈瘤は何が違う?

ニオイを気にしている男性イラスト 飛行機での体調

エコノミークラス症候群と下肢静脈瘤を混同していませんか? この2つは足の「静脈」という部分に関係していますが、緊急度が違います。

エコノミークラス症候群は自分で判断できないし危険度が高いです。それに比べて下肢静脈瘤は緊急度が低い。

僕は下肢静脈瘤で、ふくらはぎの血管がボコボコしています。専門の病院ではありませんが、診療科目に入っている近所の病院で診察してもらったところ弾性ストッキングを勧められました。

下肢静脈瘤の場合、すぐに処置が必要になるケースは少ないらしく、僕も必要なら専門外来を紹介してくれるということで、何もしていません。弾性ストッキングは愛用していますが。

専門外来に見てもらおうと連絡したのですが、予約が1ヶ月以上先になるので、ペンディングしてそのまま放置しています。

緊急度が高いエコノミークラス症候群と、緊急度が引くい下肢静脈瘤は何が違うのか、自分なりに調べてまとめてみました。

違いをシンプルにまとめると

エコノミークラス症候群:やばい度:高い

  • 飛行機、自動車、列車などで移動中・移動後にも起きる
  • 胸が痛い
  • 呼吸がしにくい
  • 救急車で運ばれることも
  • 素人には判断できない

下肢静脈瘤:やばい度:低い

  • ふくらはぎの表面の血管が凸凹している
  • 血管がぐるぐる巻いている
  • 足がだるい
  • 見た目であるていど判断できる

エコノミークラス症候群には名前がいくつもある

 

エコノミークラス症候群という名称は、バリエーションがいくつもあります。

  1. エコノミークラス症候群
  2. ロングフライト血栓症
  3. 旅行者血栓症
  4. 深部静脈血栓症
  5. 肺動脈血栓症

こんなにあります。

エコノミークラス症候群は、

  1. 足の奥のほうの静脈(目で見える表面の血管じゃなく奥にある静脈)に血栓ができ
  2. 血栓が血液の流れにのって、心臓から肺までたどりつき
  3. 肺動脈のところで、詰まる
  4. 呼吸困難、呼吸の痛み、失神、ショックが起きる

という流れで起こります。

名称1〜3は病気が起きやすい状況(狭い室内で旅行中ということですね)を名称に使い、名称4は、きっかけになる部分の名称を用い、名称5は、症状が出たときの部分の名を用いる、ということです。

とくに2はビジネスクラス、ファーストクラスでも起きるためにできた名称のようです。

旅行じゃなくても、手術などで入院して身体を動かしずらい状況でも起きることがあります。

下肢静脈瘤は足の表面の静脈の病気

男性のふくらはぎ

 

エコノミークラス症候群は足の奥のほうの静脈でしたが、下肢静脈瘤は足の表面の静脈に起こります。

エコノミークラス症候群のきっかけになるのは「深部静脈」で、
下肢静脈瘤は表面にある「伏在静脈」と呼ばれる静脈。

エコノミークラス症候群と下肢静脈瘤が起きる静脈は違うところにある静脈です。

下肢静脈瘤は、

  1. ふくらはぎの血管にある弁(血液の逆流を防ぐ)が弱り
  2. 足の血液を上半身に戻す力が衰え
  3. 血液が血管にたまって、伏在静脈がボコボコになる

現象です。

このおかげで、

  • 足がだるい
  • 足がむくむ

という不快な症状が多く出るんです。僕は飛行機に乗っているだけでなく、映画館でじっと見ているだけでだるくなります。

デスクワークが長くても起きるし、足し仕事の人は下肢静脈瘤になりやすい傾向にあります。

下肢静脈瘤の予防はあしのむくみ対策と同じ

足のむくみ対策と同じ予防法なのですが、その人の日常の行動や体質もあるので、完璧な予防はありません。

  • つま先の上げ下げなど、ふくらはぎに力を加える
  • ふくらはぎをストレッチする
  • 寝るときに足を高くして寝る
  • 弾性ストッキングを着用する

入浴後のマッサージや軽い運動は効果がありますが、マラソンのように長時間の運動をしている人で下肢静脈瘤の人も多くみかけます(レース中は足を出してるからかもしれませんが)。

足の振り下ろしで、血液が溜まるのも原因の一つだそうです。

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僕は足のだるさが気になるので普段から対策しています。

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エコノミークラス症候群の予防は動くことと水分補給

飛行機の機内で動くのは難しいと思いますが、誰もが推奨している方法なので強調するしかありません。

香港の航空会社のパンフレットでは、座席で片足ごとに手元に引き寄せ足首をまわす体操を紹介していました。そんなことしたら、隣の人を蹴ってしまいそうですが。

誰にでもできる対策は、座ったまま足首を廻したり、水分を大目にとって時々トイレに行くのは、対策の基本です。

僕もフライト中は足がダルいので良い方法を探しています。]

https://itakayumukumi.com/archives/89

 

アルコールの取りすぎは、体内の水分を減少させるのでエコノミークラス症候群のリスクを高めます。たくさん飲んで寝てしまえ、というのはリスクを高めますよ。

カフェインのとりすぎも利尿作用があるので、控えた方が良いと言われますが、たくさん水を飲んでトイレに行くのは、それ自体は悪いことではないと思います。

下肢静脈瘤の人はエコノミークラス症候群になりやすいのか?

専門医のWebサイトを見ると意見が分かれています。

とりあえず、下肢静脈瘤の人は、エコノミークラス症候群になるリスクが何倍も高いというわけではないようです。

下肢静脈瘤は、二足歩行になった人間の歴史からずっとあるものなので、即危険なエコノミークラス症候群を発症するとも思えませんけどね。

「考えられなくはない」くらいなんだと思います。

弾性ストッキングは両方に有効

 

ふくらはぎに血液がうっ血するのを防ぐ弾性ストッキングは、エコノミークラス症候群に対しても、下肢静脈瘤に対しても効果的です。

下肢、腹部、婦人科の手術のあとには、深部静脈血栓症のリスクが高まるので弾性ストッキングは奨励されているほどです。

医療用でなく、締め付けの軽い一般用でも、僕の経験では足のだるさが違います。着用してみてはいかがでしょうか。

ただし、買っていきなりフライトに着用するのは危険ですよ。締め付けすぎるのも良くありません(医師の指導なら、医療用はかなりキツイのがありますが、それは医師が判断しているからですね)。

とくに女性用で、太ももの上まである「足痩せ」を狙った商品は、太もも、腰まわりの血流を妨げてしまうので要注意です。あくまでも、ふくらはぎに血流がたまるのを防ぐのが目的ですから気をつけましょう。

まとめ

なったら危ないエコノミークラス症候群と、緊急度が低い下肢静脈瘤について僕なりにまとめた内容を紹介しました。

できるだけ、大げさすぎず、楽観的すぎないようにまとめたつもりです。お役に立てれば幸いです。

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