大腸切除後の軟便・下痢にオリゴ糖は効くのか試してみた

食事

大腸と小腸の一部を切除してから、軟便や下痢になることが増えました。

切除したのは、小腸の回盲部と大腸の盲腸付近です。大腸や小腸を切除すると、これまでの腸内環境が変化して、僕のように不安定になることが多いようです。

腸内環境を良くするために、遠回りでもオリゴ糖が腸内環境の改善につながらるらしいということで、オリゴ糖を試すことにしました。

便秘に良いとされるオリゴ糖が、なんで軟便・下痢にも良いのか自分の体験をもとに説明します。

オリゴ糖が効く下痢の種類は

 

オリゴ糖は下痢なら何でも効くわけではありません。

 

急性の下痢には効かない

急性の下痢の原因は、カゼ、食あたり、薬の副作用など。憩室炎があるとか、腸に潰瘍があるなど腸に何らかの疾患があっても下痢します(僕は憩室炎の下痢も、潰瘍の下痢も両方とも経験しましたがふつうの下痢とは違って不快度が高い下痢でした)。

急性の下痢には100%オリゴ糖は役立たないでしょう。様子を見て治らないようだったら病院に行ってください。

 

慢性の下痢

連日深酒してると慢性の下痢になることがありますよね。

アルコールはほどほどなのに、連日下痢してばかりなら、病院に行くべきです。内視鏡検査が普及した今は、腸の不調は直接見るのがいちばんです。

 

オリゴ糖が効く下痢

オリゴ糖が効くのは、軟便や、軟便に近い下痢です。腸内環境が悪くなっている人向けです。

この症状は、お腹が落ち着かないことが多く、ひどい下痢じゃないけど軟便が多い。ちょっと体調をくずすと下痢になる、こんな症状なら腸内環境の悪化を疑ったほうがいいですね。

善玉菌と悪玉菌のバランスがくずれると腸内環境が悪化します。

オリゴ糖が効く理由

 

オリゴ糖はビフィズス菌や乳酸菌など、善玉菌のエサになることで、腸内環境を良くしていく働きがあります。

腸内環境を改善して、軟便や下痢を防ごうというのが、オリゴ糖をすすめる理由です。

乳酸菌とビフィズス菌は、住む場所が異なります。乳酸菌はおもに小腸に、ビフィズス菌は大腸にいるのですが、オリゴ糖は胃酸などの消化液に強いので、胃で消化されず、小腸・大腸まで届きます

途中で小腸に住んでいる乳酸菌のエサにもなるし、大腸に住んでいるビフィズス菌のエサになります。

善玉菌が増えれば腸内で環境が改善されるわけですが、1回や2回オリゴ糖がエサになったくらいで腸内環境が劇的に変わるわけではありません(そんなの危険です)。

毎日摂り続けることで、徐々に改善されてくのを待つわけです。

このためには、摂取しやすいオリゴ糖の製品を選ぶのがコツです。僕はいくつかの製品を試したのですが、①液体タイプは甘すぎて後味が悪い、②食物繊維などの他の成分を配合しすぎて甘味料として使いづらいタイプなどがありました。

僕は朝食でヨーグルトに入れて食べていますが、気にならない甘みの製品が使いやすいです。効果が現れる前に飲むのやめたら意味ないですから。

オリゴ糖のとり過ぎが下痢になる場合もある

オリゴ糖は腸内環境の改善に役立つといってもとり過ぎは逆効果です。下痢を止めるどころか下痢になる可能性もあります。

多量に摂っても全部がビフィズス菌のエサになるわけではないので、残りは大腸を通過していきます。

オリゴ糖など糖分が腸の中に多く含まれると、大腸内の浸透圧が高くなります。すると、体内の水分が大腸に入り込み、下痢の原因になってしまうんですよ。

大腸は、水分を吸収して便を形作るのが役目なんですが、逆に水分を取り込んでしまうんですね。

便秘改善の人が多めに摂るのはアリかもしれませんが、軟便・下痢の人には逆効果です。

そもそもオリゴ糖って何?

 

実は、オリゴ糖の明確な定義はありません

糖は分子量の大きさによって、単糖、2糖、3糖…多糖のよう多くの種類に分けられていて、2糖から10糖くらいをオリゴ糖と呼んでいるようです。

オリゴ糖の特徴は、

  1. 虫歯になりにくい
  2. 消化されにくい
  3. 善玉菌を増やす
  4. ミネラルの吸収促進に役立つ

などが分かっています。腸内環境に役立つのは、2、3の作用です。

オリゴ糖には種類がたくさんある

オリゴ糖は種類が多くて、何由来なのかによって分類されます。

大豆オリゴ糖:大豆

イソマルトオリゴ糖:はちみつ、味噌、しょう油

フラクトオリゴ糖:アスパラガス、ニンニク、ゴボウ、タマネギ

ガラクトオリゴ糖:母乳、牛乳

キシロオリゴ糖:タケノコ、キノコ、トウモロコシ

 

含まれている食品をは動物性から植物性まで幅広いです。どれもオリゴ糖なので働きですがあまり変わらない。どの腸内細菌がどのオリゴ糖をエサにするかが異なるらしいです。

人の腸内環境はそれぞれなので、どのオリゴ糖が効くのか、摂ってみないと分からないわけです。なので、腸内環境改善のためにオリゴ糖を摂るなら、含まれているオリゴ糖の種類が多いほうが腸内細菌のエサになる確率が高いだろうなと思います。

含まれているオリゴ糖の種類が多ければ、どれかがヒットするだろうという考えで、僕はオリゴ糖製品を選ぶときに複数の成分が入っている製品を選んでいます。

僕が、毎日利用しているカイテキオリゴに含まれているオリゴ糖成分の一覧です。

  • ラフィノース
  • ミルクオリゴ糖
  • 乳糖
  • フラクトオリゴ糖
  • イソマルトオリゴ糖
  • 難消化性デキストリン
  • ショ糖/環状オリゴ糖

これだけ入っているとどのオリゴ糖が効いているのか分かりませんけど。

で、オリゴ糖は効くの?

腸の切除で、下痢しやすくなったのが原因でオリゴ糖を飲み始めたのですが、それから2ヶ月、下痢はほとんどなくなりました(軟便はありますが)。

腸内環境改善には、乳酸菌を摂るのも効果的ですが、オリゴ糖のように乳酸菌のエサを摂るのも効果的です。

僕のように手術で腸内環境が変化して困ってるなら、オリゴ糖で腸内の環境対策してみるのは良いと思います。

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