お尻から出血。血便の色によって病気は違う?

病院の検査と入院

トイレで便に血が混じっていた。驚きますよね。

血が混じった便は、血便とか下血とか言われますが、便に血が混じるには理由があります。

僕は、痔による出血、腸の炎症による出血、胃からの出血を経験してしまいました。その経験をもとに、血便の色でどのような症状が考えられるかまとめてみました。

黒・赤・ワイン色で見分ける

黒い色

タール便とも言われます。道路舗装に使われるタールを連想させる状態で、ヌメ、黒光り、ツヤがある、のような黒い便です。

胃や十二指腸など上部消化器から出血している可能性が高いです。

以前、腰痛でアスピリンを飲み続けたら、タール便になりました。

近くのかかりつけの内科で事情を話し、胃酸を抑えるパリエット(ガスターより強力な薬)を処方されタール便は1度だけで済みました。

 

便が黒くなる理由

血液ですから、出血した直後は赤いのですが、小腸や大腸を通過する間に酸化され黒く変色します。肛門に到達するまで時間がかかるので、酸化されてしまうわけです。

考えられる原因は、

胃潰瘍
十二指腸潰瘍
胃炎

などです。出血量が少ない場合は目に見える黒い便にはならないようです。

※鉄剤でも黒い便が出る

貧血などで処方される鉄剤でも便が黒くなります。僕が服用したときには、飲みだして3日くらいたつと、便が黒くなりました。

ただし、タール便と違う見た目です(黒光りはありませんでした)。

処方されるときには医師から便が黒くなることについて伝えられていると思いますが、気になるようだったら相談してみましょう。

鮮血

便の表面や、ティッシュペーパーなどに鮮血がつく便です。

出血場所は、肛門に近い可能性が高いです。

肛門から近くなので、酸化する前に便として排出されたために鮮血です。さらさらの血液が便に付着していたり、便器にポタポタ垂れるときもあります。おしりを拭いたときにティッシュペーパーに赤くしみる場合もあります。

痔の可能性が高いです。

イボ痔、キレ痔ともに血管からの出血なので鮮血になります。肛門ポリープが原因の場合もあります。

シャワートイレが使えない状態が2日くらい続くと鮮血の出血が現れます。大腸内視鏡検査のときに痔核(いぼ痔です)があると言われたので、それが原因なのかもしれません(病院に行ったことはありませんが)。

便の出血が鮮血の場合は、痛みがないのが特徴と言われますが、切れ痔の場合はヒリヒリするときもありますよ。

粘液が混じっている場合

ゼリー状の粘液に血液がまざった便もあります。粘血便と言われます。

粘液に血液が混じった状態は、僕には経験がありませんが、便器にまだら模様に付着する場合もあるそうです。

出血の量が少なくても、粘液にまじっている場合は、出血場所が肛門よりもっと奥にある可能性が高いです。

腹痛や下痢をともなう場合もあります。

粘液に血液が混ざるのは、腸の炎症が疑われます。潰瘍性大腸炎、クローン病、細菌の感染などで起こる腸炎など。憩室炎で出血するばあいもあります。

ワイン色

見た目は、

黒いタール便 < < < ワイン色 < 鮮血

の感じ。色は鮮血に近いです。

出血場所が肛門よりも奥、大腸や、小腸からの出血が考えられます

僕は、小腸の終わりあたり(大腸に近いところ)から出血したときはワイン色でした。

考えられる原因は次のようです。

腸炎、出血性の腸炎(O157)の場合も
潰瘍性大腸炎
クローン病
憩室炎
何らかの炎症

どの病院に行けばいい?

 

便に血がまじっていたときに受診する病院は

  1. 消化器科(胃腸科)
  2. 肛門科

のどちらか一般的です。

黒い便

肛門から多い部分からの出血の可能性が高いので、消化器科、胃腸科などの診療科目がある病院へ行きましょう。

検査は胃カメラが一般的です。

大腸内視鏡検査と比べると胃カメラは簡単な検査です。前日の夕食を早めに終え、当日の朝食を抜くだけで準備完了。検査時間も10分くらいです。

黒い便が出たら、まず診察して必要と判断されたらすぐに胃カメラしましょう。

鮮血

出口に近い箇所からの出血なので肛門科が良いでしょう。

ただし、肛門科へ行くのは恥ずかしいという人も多いと思います。

消化器科(胃腸科)でも痔の判断ができることが多いので、鮮血の便に気づいた場合も、消化器科を受診してみるのもいいと思います。

ちなみに、大腸内視鏡検査をするときには、痔があるかどうかも確認してくれることが多いです(治療はしませんが)。

ワイン色、粘血便

ワイン色だったり、鮮血でも粘膜に混じった便なら、消化器科を受診しましょう。

ワイン色の便が出たら、直後に消化器科に行くのをおすすめします。僕の場合は、肛門からの出血を確認し、血液検査で炎症反応を確認しました。

出血の量によっては安静が必要な場合があります。

まとめ

僕がワイン色の便を下血したとき(下痢でした)

ワインを飲みすぎたとか
赤いルイボスティーを飲みすぎたとか

考えてしまいました。病気を認めたくない気持ちが働いていたんでしょう。

でも、食べ物の色が便になる可能性ははぼゼロです。

黒色、ワイン色の便が出たら即、鮮血便の場合も、なるべく早く病院を受診しましょう。

***

40歳をすぎたら1〜2年に1度、定期的に胃と腸の検査を受けるのが安心です。

僕が下血したときも落ち着いて対処できました。胃がんや大腸がんの進行は遅いですから、ガンではないと思ってました(100%じゃないですけどね)。

 

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