カプセル内視鏡で小腸を検査するのは簡単だった

病院の検査と入院

小腸のカプセル内視鏡を体験しました。

胃カメラ、大腸内視鏡にくらべて調べにくかった小腸ですが、カプセル内視鏡の普及で検査がやりやすくなりました。

そのおかげ?で以前は分からなかった潰瘍やポリープも発見されるようになっています。

今回、僕が体験するキッカケは潰瘍が多発したこと。

腹痛・胃痛と下血のため、胃カメラ、大腸内視鏡をしたら、どちらにも潰瘍が見つかりました。

どれも小さめな潰瘍で、胃の潰瘍は治りかけ。

鎮痛剤の飲み過ぎが原因のようです。

 

ともかく、胃と大腸に潰瘍があるのだから小腸も調べたほうが良いということでカプセル内視鏡の検査をすることになりました。

カプセル内視鏡とは

親指の第一関節くらいの長さのの「カプセル」です。

 

 

飲み込むと食道から胃、小腸、大腸を移動して自動的に画像を送ってきます。

送られる画像は1秒間に2枚、最後まで撮影すると約5万枚になるそうです。

膨大な画像はコンピュータで解析されて、医師が判断します。

飲み込んでから大腸に到達するまで約2時間〜3時間。

時間はかかりますが、胃カメラや大腸内視鏡にくらべると楽なもんです。

 

ただし、映像を記録するために、センサーを体に貼り付け、レコーダを体にかけたままにするのが面倒ですが。

カメラを飲み込む準備から排出まで、僕の体験をご紹介します。

前日の食事

僕は入院中で、しかも絶食しているときの検査だったので、準備は何もありませんでしたが、外来の人は前日の夕食は軽めに終わらせます。

胃カメラの前日の食事と同じように考えればいいようです。

 

大腸内視鏡の場合は3日前から食事をコントロールしたほうが良いのですが、小腸のカプセル内視鏡の準備は簡単です。

当日

センサーを貼り付ける

当日、カプセル内視鏡を飲み込む前に、消泡剤を飲みました。

映像のじゃまにならないように消化器の中の泡を消す薬です。

病院によっては何も飲まない場合もあるようです。

カプセル内視鏡を飲み込む前に、体にセンサーを貼り付けます。
そして画像をキャッチするデータレコーダーを取り付けます。

 

 

レコーダーは小型ですが、それなりに重さがあります。
僕は入院していたから何もすることはありませんでしたが、外来でこれを付けて仕事はちょっと気になりそう。

カプセルを飲み込む

装置が付いたら、ケースからカプセルを取り出し飲み込みます。

 

 

もう撮影は始まっているそうです。

カプセルは水と一緒に飲み込みます。

カプセルは硬めの素材で、こんな物を飲み込むのは初めてでちょっと抵抗感がありました。

喉が細く薬が喉に詰まりやすいタイプの人はちょっと苦しいかもしれません。

レコーダーにリアルタイムに画像が写るので、飲み込んだ直後喉を通過したか確認します。

僕の場合は、ちょっと喉にひっかかったようなので、水を追加して飲み込みました。

飲み込んだあと

カプセルを飲み込んでしまえば、何もやることはありません。

カプセルが送ってくるデータを、レコーダーが記録し続けます。

カプセルを飲んだ直後は飲食禁止ですが、2時間後に水を飲むことができます。

カプセルは自動的に胃から小腸へ進み、2時間くらいで大腸に到達します。

外来だと、大腸に到達する時間になってから医院に行くのですが、僕の場合は入院中なので、2時間くらいで医師が確認に来ました。

 

腰につけたレコーダーでリアルタイムに画像を見ることができるので、粘膜の状態を見ることでいま小腸なのか、大腸に到達したのか確認できるんですね。

しかし、医師が画像を確認したら出血していました。

出血していると画像が赤く染まっているので、粘膜が確認しにくい。

(僕の出血は前日の大腸内視鏡検査のさいに組織を取ったための出血らしく、大したことはないと判断されました)

結局、さらに2時間くらい経って再び医師が画像を確認し、大腸の粘膜を確認してデータレコーダーを外しました。

画像の解析を待つのみで、検査は終了です。

あとは、カプセルが便として出るのを確認するのみ。

小腸が狭い人はダミーで確認する

小腸や大腸が狭くなっている(狭窄がある)場合、カプセル内視鏡が詰まってしまう危険があります。

詰まってしまう可能性がある場合は、念のためにダミーのカプセルで試すことができます。

飲み込んだダミーが便として排出されれば、本物を飲んでもオーケーということです。

もし詰まった場合は、放置しても100時間から200時間たてば自然に溶けるそうです。

僕は、医師の判断で、ダミーなしでいきなり本番となりました。

カプセルを回収する

カプセルは便として出てきます。

カプセル内視鏡を飲み込むときに渡された回収キットです。

 

 

トイレに広げて、カプセルを見つけたら専用の袋に取り出して、不燃ゴミとして処分します。

 

間違えて流しても大丈夫らしいのですが、出たのが確認できないと、お腹にたまったままだと危険なので、しっかり確認しましょう。

僕の場合、カプセルが出たのは3日後です。

なかなか出ないので看護師さんは心配していたけれど、医師はあまり気にしていませんでした。

「気長に待ちましょう」という感じ。

それまで絶食だったせいか、お腹の動きが悪かったのかもしれません。

カプセルは意外と大きさがあるので、ちょっと調べたら?分かりました。

まとめ

以前は小腸は暗黒大陸と呼ばれ、検査ができない部分でしたが、カプセル内視鏡が普及することで手軽に検査ができるよになりました。

その結果、小腸にも潰瘍やポリープがあることが分かってきました。

カプセル内視鏡検査は、飲み込むだけで、痛みなどはありません。

データレコーダーをつけているのが面倒くさいのですが、大腸内視鏡検査にくらべたら楽ちんです。

いちどだけの体験ですが、カプセル内視鏡検査を受ける方の参考にしてもらえれば幸いです。

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