消化不良?と思ったら、よく噛んで食べよう。胃酸が減って胃が荒れなくなります

胃腸

消化不良かなと思ったときどうしていますか? 胃腸薬を飲む、胃に優しい食事をするとかでしょうか。

ここ数日ちょっと消化不良かなと思ったときの対策なら、「よく噛んで食べる」を実行してみてください。よく噛んで食べるだけで、消化が促進されて、胃腸が休まる時間も増え、胃酸が出る量も減って、胃あれ対策にもなります。

噛まないで食べると胃が疲労する

食べ物をよく噛まないで飲み込むと、

1.食べ物が大きなまま胃に行く
2.消化を助ける唾液が少ない
3.胃での消化に時間がかかる
4.胃酸が出ている時間が長くなる
5.胃や腸が休む時間が減る

その結果、

胃がくたびれる
胃酸が多くて胸焼けしたり、胃が荒れたりする

ことが起こります。

よく噛んで食べる利点

よく噛んで食べることには、たくさんの利点があります。

食べ物が小さくなる

唾液はふつうは1日に1〜1.5リットル出ます。よく噛んで食べれば、胃に入る前に食べ物が小さくなるので、胃での消化時間が減ります。

 

その反対に、よく噛まずに大きなまま胃に入った場合、胃は食べ物を小さく砕くことはできません。食べ物を大きなまま胃の中に入れると、胃酸で溶かすのに時間がかかるわけです。噛む

唾液が消化を助ける

唾液には消化酵素が含まれています。

炭水化物を消化するアミラーゼ
脂肪を分解するリパーゼ

です。

よく噛んでいると、食べ物が小さくなり、唾液が小さくなった食べ物の表面を覆います。食べ物が小さくなると表面積はずっと広くなります。なので消化酵素が作用する面積も広くなるんですね

よく噛むと、消化酵素も多くでるし、消化酵素が有効な面積も増えることになります。

炭水化物を消化するアミラーゼの作用で炭水化物は糖になり吸収されますが、胃の中ではアミラーゼは働きません(十二指腸まで行けば分解されるのでゼロではありませんが)。

だから、よく噛まないと唾液が少なく、結果として炭水化物の吸収効率が悪くなってしまいます。

噛むと胃の消化時間が短縮される

胃酸は1日1.5リットル分泌されます(だいたい唾液と同じくらい)。この胃液を使って胃の中に入ってきたものが消化されます。

胃に入ってきた塊が大きいと、胃酸で溶かすのに時間がかかり、その分、胃に負担もかかってしまう。胃の具合が悪いときに消化の良いものを食べるのは、消化時間が短い=胃の負担が減る、からなんです。

よく噛んで食べていれば、消化時間が減らせる⇒胃の負担を減らすことできるわけです。

よく噛んで食べるその他の効用

その他にも、よく噛んで食べるメリットを挙げてみましょう。

肥満を防ぐ

よく噛まないで食べると早食いになります。早食いだと満腹中枢が刺激される前に脳が気づかずに食べてしまい、結果的に食べ過ぎになってしまうんですね。

よく噛んでいれば、早めに満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐことができます。

口内の病気を防ぐ

よく噛んで分泌された唾液は、消化を助けるだけではなく、口の中の食べかすも減らしてくれます。唾液が減るドライマウスになると、食べ物が飲み込みにくくなるだけじゃなくて、口の中がヒリヒリしてくることがありますが、これは唾液が減って口内に悪い細菌がはびこってしまうため。

口臭

食べかすは虫歯や歯周病のもとになる細菌のエサになります。口臭のもとにもなるので、唾液がよく出るようにするのが一番の対策です。

口周りの筋肉を発達させる

筋肉は使わないと落ちてしまいます。腹筋や足の筋肉が落ちるように、口周りの筋肉も落ちるんですね。

筋肉が落ちると顔も老けてくるし、滑舌も悪くなります。口の動きが悪くなると、ますます唾液が出にくくなる。悪循環に陥ります。噛むことで口周りの筋肉を使うようにしましょう。

回数にこだわらなくてもいいからよく噛んで食べよう

30回は噛んで食べようというフレーズを見かけたことありませんか?

30回数えればまちがいないけど数を数えながら食べるのも美味しくありません。なので、ふつうは

食べる前によく噛むようにちょこっと意識する
食べているときに思い出したら、少し噛む回数を増やす
噛んでいるときに水分を取るのは控える

くらいがいいと思います。

よく噛むというのは、どこでもできる胃の不調を防ぐいちばん簡単な方法なので、食事のときは思い出すといいでしょう。僕もそうしています。

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