歯のクリーニング、PMTC、エアフローって本当に予防効果があるの?

口の健康

虫歯が出来てしまったら、治療しても元通りになりません。

だから予防が大事です。治療が終わって詰め物をしてもクラウンをしても、もう自分の歯ではありません。僕も心から後悔しています。治療するより予防する方が、金銭的な負担も時間も少くてすみます。

予防歯科や予防診療をかかげる歯医者さんも増えてきました。

メニューにはクリーニング・PMTC・スケーリングなんて文字が並んでいますが、全部必要なんでしょうか? PMTCとか難しそうな言葉だとなんとなく効果あるような気がしますが、実のところ、虫歯・歯周病の予防に必要なのは毎日の歯みがきと、歯医者さんでの歯石取り(スケーリング)。PMTCやエアフローは着色取りなんです。

PMTC、エアフロー、クリーニングなどの言葉が何を目的としているのか、きちんと知っておくことは非常に大事。ここで、それらの意味をちゃんと調べてみました。

そもそも歯科の予防って?

歯科の2大予防は、

  • 虫歯の予防
  • 歯周病の予防

です。他にも口内炎の予防とか顎関節症の予防とかありますが、おそらく誰にでも共通するのは虫歯と歯周病でしょう。

歯科

虫歯の原因

虫歯は甘いものや食べかすが直接原因ではありません。虫歯になる順序は、

1.歯垢(プラーク)が歯の表面にできる
2.プラークの中で細菌が活動する
3.食べかすの糖分は細菌のエサになる
4.細菌が糖分をエサにした結果、酸が発生
5.酸が歯を溶かす

です。

プラークというのは、透明でネバネバしたもので、風呂の排水口のまわりにできるネバネバと同じものです。

歯周病の原因

歯周病も、すべての始まりはプラークです。

プラークが歯の根元や歯ぐきに入ったところにこびりつき、歯の周囲の骨(歯槽骨といいます)を溶かしていき、最悪では歯が抜けてしまう病気です。

予防法は虫歯も歯周病も同じ

プラークがなければ虫歯にも歯周病にもにならないので、プラークを破壊することが一番の虫歯の予防法です。

デンタルフロス

具体的には、歯ブラシで表面のプラークを掃き出して、歯間のプラークはデンタルフロスでこすり取るの。これが毎日の虫歯予防。歯間ブラシで根本の掃除をするのも効果があります。

プラークが新しく生成されるには、8時間とか24時間とか、歯医者さんの説明によって差がありますが、1日1回しっかりと歯みがきやデンタルフロスでプラークを除去すれば予防になるようです。

残ったプラークは歯石になる

毎日歯ブラシやデンタルフロスで手入れしても、みがき残しがあります。残ってしまったプラークが唾液のミネラルと結びついて硬くなったのが歯石です。

歯石は硬いので歯ブラシやデンタルフロスでは除去できません。歯医者さんでの歯石とりが必要です。

歯石はどうやってとるの?

歯垢を落とすのはスケーリングと呼ばれ、歯科衛生士が行います(歯科医師でもいいんですけどね。歯科助手が行ったら違法です)。

スケーラー

スケーリングはスケーラーと呼ばれる専用の道具を使います。ゴリゴリという感じで力を込めて落としていくので歯が傷つくんじゃないか?と心配になりますが、歯の表面のエナメル質は金属より硬いので簡単には傷つきません。

歯ぐき周辺を掃除すると血が出てきますけど。清掃が終われば出血は収まります。

スケーラーは一般の人でも買うことができるので、自分でガリガリできますが、効果的じゃないです。自分の髪の毛をカットするのが難しいのと同じで、自分の口の中の歯石取りは難しいと思いますよ。

虫歯や歯周病の予防に歯石とりをするわけですから、歯石が残ったら予防効果がありません。やはりプロに任せるのが一番です。

PMTC、エアフローは何やってるの?

歯医者さんでクリーニングやPMTCを頼むと、歯石とりの後にPMTCかエアフロー(歯科医院によっては両方)をするのが一般的です。では、PTMCとは何なのか?

PMTCとは

PMTCは「Professional Mechanical Tooth Cleaning(専門家が器具を使って歯をクリーニングする)」の頭文字をとったものです。

具体的には、歯科用ハンドピース(歯を削るときにも使う道具)の先にラバーと研磨剤をつけて歯の表面をみがくのがPMTC。ラバーにはいろいろな形があるので、歯の表面、歯間などに合わせて交換しながら磨いていきます。

研磨剤といっても、磨いたあとはツルツルになります。

エアフローとは

エアフローというのは、細かな粉を歯の表面に吹き付けて歯を清掃する方法です。

家の壁や洗車などに使われる高圧洗浄機(ケルヒャーとか)と同じ仕組みですが、吹き付けるのは口に入っても無害な微細な粉です。

エアフローの利点は、歯間や歯ぐきとの境など、細かなところでも器具の先が入らないところでも粉が届くことです。

歯石取りは必須。PMTC・エアフローはオプション

虫歯・歯周病の予防には、毎日の歯みがきやデンタルフロスが欠かせません。残ってしまったプラークや、自分ではとれない歯石の除去には、歯科医院のスケーリングがもっとも効果的です。

では、PMTCやエアフローは?

あえて言えば、さらに残ったプラークの除去でしょうか。あんまり予防には役立たないような気もします。

僕がクリーニングに行くのは、文字通りクリーニングのためです。半年くらいしてくると間違いなく着色してきます。着色が気にならなければ、歯石取り(スケーリング)だけでも虫歯・歯周病の予防になります。

逆に、PMTC・エアフローだけ行って歯石取りをしないと、虫歯・歯周病のリスクが残ったままになるので要注意。

歯科

歯科医院でクリーニングとかPMTCとかエアフローといったサービスをうたっている場合は、歯石取りも含まれたセット料金になることが多いです。ただし、歯科医院によっては歯石取りが含まれていない場合もあるので、念のため確認することをオススメします。

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